「ガンダム」で観光PR
マンホールのふた、寄贈受け
名所や特産品をデザイン


人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するロボット兵器・モビルスーツを描いたマンホールの蓋(ふた)2枚が、バンダイナムコグループから京丹後市に寄贈され、同市網野町のアミティ丹後で展示されている。市内の観光スポットや特産品と組み合わせたオリジナルデザインで、市は「観光資源としても活用したい」と話している。
今年でテレビ放送45周年を迎えた「機動戦士ガンダム」のマンホールを応募した自治体に贈る、バンダイナムコグループの「ガンダムマンホールプロジェクト」の一環。2021年から始まり、昨夏から今春にかけては関西の自治体に相次いで寄贈され、京丹後市のほか、大津市や大阪府柏原市にも。プロジェクトは今年度内に終了予定で、同グループによると、全国の27自治体でマンホールが設置される。
マンホールは直径60センチ。京丹後市の蓋は、主人公が乗る「ガンダム」と敵側の「ズゴック」。ガンダムの図柄には特産の絹織物「丹後ちりめん」と観光名所の「夕日ケ浦海岸」も描かれ、ズゴックには海岸にそびえ立つ巨大な一枚岩の「立岩」を添えた。
アミティ丹後で5月末まで展示した後、行楽シーズンを迎える夏までにモチーフと関わりがある場所に設置される。京丹後市上下水道部は「マンホールとともに、京丹後の美しい景色も是非見に来てほしい」と呼び掛けている。
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