program
昨年に引き続き、2023年10月7日(土)から11月26日(日)の約2ヶ月間、「ECHO あしたの畑ー丹後・城崎」が開催されます(主催:NPO法人TOMORROW、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁)。その期間中に現地をご案内するツアーを設定しました。文化観光資源の魅力とともにアート作品をお楽しみください。
京都駅に午前8時50分に集合
日本海に面する岬に迫り出した、6世紀末から7世紀初めにかけての13基の横穴式石室墳からなる古墳群。
海に向けて弔い、死後の世界を安らかに願う古代の人々の気持ちが伝わってくるような景色に一目惚れをし、あしたの畑の活動が始まったきっかけの場所。
間人の海岸に聳える高さ20mの巨大な一枚岩。聖徳太子の異母弟、麻呂子親王の鬼退治伝説が残る自然の力強さを感じる名所。
国内外で活躍する料理人・坂本健(cenci)と吉岡幸宣(縄屋)が、地域の食材を活用するレシピを監修し、会期中のみ提供している食事をお楽しみください。道の駅の南室では、テキスタイルデザイナー・安東陽子と次世代建築チームが丹後織物を用いたインスタレーションを展示しています。
9代開化天皇の妃となった「竹野媛」が晩年帰郷した際に「天照皇大神」を祀って創建したといわれる由緒ある神社の境内に展示された作品を鑑賞します。
常設展示室で丹後地域の歴史を学び、企画展示室では、AAWAA(COSMIC WONDER)が地域の歴史からインスパイアされて制作する作品と所蔵品を合わせた古代から未来に繋がる展示を鑑賞します。
竹野神社の隣にある4世紀後半の前方後円墳で日本海三大古墳のひとつ。その他の古墳が既存の丘を利用しているのに対し、神明山古墳は平地に土を盛って作られたと考えられており、当時の丹後一帯の権力の大きさを象徴しています。山頂からは立岩が見え、広がる田圃は古代は潟湖であり、当時の大陸との交流が感じられます。
TOMORROWの拠点であり、工芸作家たちが新しい建材に挑戦し、伊勢神宮のように芸術にまつわる知識と技術と情熱を次世代へ受け継ぐすべての営みを具現化する家です。ここでは、これからの暮らしをテーマにした作品を鑑賞します。
焼杉板の町並みが残る美しい間人の集落を散策したり、海辺でゆっくりと読書をしてみたりと思い思いの時間をお過ごしください。
間人で人気の居酒屋。日本海でとれた新鮮なお魚と旬なお野菜をふんだんに使った料理をお楽しみください。
朝ごはんは地元の食材を使い、料理人が一つ一つ手づくりをした贅沢なバイキング。隣にあるフィンランド式サウナと米ぬか酵素風呂が体験できる温浴施設「ぬかとゆげ」もぜひあわせてお楽しみください。
9時 KISSUIEN Stay&Foodを出発
現在の伊勢神宮に天照皇大神が祀られる前、当地に4年お祀りになり、創建されたとされ、「元伊勢内宮」として信仰されている。都会の喧騒からかけ離れた美しい空気を纏う山の中にある神聖な境内を散策し、リラックスしましょう。
京丹後地方のみに伝わる独特の鯖のおぼろを使ったお寿司「ばらずし」。 丹後地方の各家庭では、お祭り・お祝い事など、人々が集まる際に食べられるも
のです。とり松では、独自製法で炒り炊きにしたサバのおぼろ、椎茸、干瓢(かんぴょう)、たけのこ、錦糸玉子、かまぼこなどの具材をそれぞれ仕込稀ています。
三木屋は旧き良き温泉街「城崎温泉」に佇む、創業300年の日本旅館です。『小説の神様』と呼ばれた文豪、志賀直哉の名作「城の崎にて」はここから生まれました。本展では、志賀直哉が宿泊した客室では現代美術家・須田悦弘が志賀の著書「朝顔」から着想を得た彫刻を、陶磁器作家・新里明士は、改修を終えた新しい客室のために制作した新作を発表します。*三木屋の展示は、宿泊者限定で期間中公開していますが、本ツアーでは特別にご案内します。
観賞後、城崎温泉駅で解散。京都駅行きは16:31発、大阪駅行きは17:17発です。城崎温泉には7つの外湯があります。電車までの時間をごゆっくりお楽しみください。