村上信五さんと考える
中高生が描く京丹後観光
間人地区を散策


人気タレントの村上信五さん(43)が3月30日、京丹後市の観光スポットについて市内の中高生と考える催しが同市丹後町で開かれた。若者目線で高校生が勧める間人(たいざ)地区を村上さんと中高生が実際に歩き、新たな観光について思いを巡らせた。
村上さんはグループ「SUPER EIGHT」のメンバーで、歌手や俳優として活躍する。大阪・関西万博を前に大阪観光局が始めた地方の魅力を発信するプロジェクト「日本の観光ショーケース」編集長を務めている。
今回の訪問はプロジェクトの一環で、健康や長寿をキーワードに観光誘客を目指す京丹後に着目した。
京丹後市丹後庁舎(丹後町)で、市内の中学校3校と高校2校の12人がお勧めの観光スポットを発表。間人地区の海沿いの急勾配に木造家屋が軒を連ねる路地や磯遊びが楽しめる城嶋公園のほか、大宮町の竹野川、犬を連れて入れる飲食店などを紹介した。
村上さんは「子どもたちならではの目線で素晴らしい。ゆっくり過ごせてストレスフリーにつながる京丹後は現代の大人に必要な場所」と笑顔で話した。
この後、間人地区や城嶋公園に中高生と足を運び、観光客の少ない春と秋に散策すると食事やお土産に還元できるポイントがもらえる仕組みづくりを提案した。
丹後緑風高網野学舎2年の安田楓さん(17)は「的確なアドバイスをいただいて、ありがたかった」と喜んだ。
取り組みは「観光ショーケース」のホームページで発信されている。
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