2026.01.16|

森の風味豊かに
世界一のクラフトジンを
京丹後舞輪源蒸留所

丹後の森を感じさせる香りと味わいのクラフトジンが世界一に輝いた。

京丹後市弥栄町の京丹後舞輪源(まいりんげん)蒸留所の「マイリンゲン・フレッシュ・クラフト・ジン」が、米国で昨年11月に開かれた酒類品評会で最優秀総合ジン賞を獲得した。太鼓山(標高683メートル)の山頂に近い蒸留所周辺の植物や清水にこだわった、唯一無二の味が世界に認められた。

受賞作品のクラフトジンを紹介する真山さん(京丹後市弥栄町・京丹後舞輪源蒸留所)

品評会は、世界三大酒類コンテストの一つとされる「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」で、ジン部門380件の中から最高賞に選ばれた。

舞輪源蒸留所は、地域商社「エーゲル」(京都市右京区)が指定管理を担う観光施設「京丹後森林公園スイス村」にあり、2024年から操業する。

ジンは原料となるアルコールを、松ヤニのような香りのジュニパーベリーなどのハーブやスパイスと一緒に蒸留する。

クラフトジンを蒸留する装置
クラフトジンの蒸留に使われるクロモジなどの植物

受賞作は、山で採取した高級ようじに使われるクロモジの枝や焙煎したクマザサ、独特の香りのヤブニッケイの葉などを配合。京丹後市産の無農薬レモンやカルダモンも含めて計14種類を蒸留し、清涼感や甘みのある味を引き出した。原液を山頂近くの湧き水の超軟水と、市内の沿岸で取れる超硬水とをブレンドして加水調整した。

蒸留責任者で、蒸留所2階に住む真山(しんざん)さん(25)は「審査員からは日本の森をイメージさせて風味が豊かと評価された。ここでしかできない風土にあったお酒が認められてうれしい。この地の自然から湧き出たものづくりを、これからもリリースしたい」と話している。

 

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スイス村内にある京丹後舞輪源蒸留所