丹後の伝統食
長寿の秘けつ浸透に一役
京丹後の女性グループ
京丹後市の女性グループ「丹後わくわくスポット きらめき」が、伝統食の普及活動を続けている。地元の海産物を使った料理講習会や丹後ばらずしのイベント出店を続けており、丹後の長寿の秘けつとされる食文化の浸透に一役買っている。
きらめきは2008年に発足し、現在の会員は20~90代の27人。伝統食の料理講習会や食文化交流会を企画するほか、サバを甘辛く煮たおぼろが特徴の丹後ばらずしのイベント販売や高校での出前授業も行っている。
6月30日には、同市弥栄町の弥栄地域公民館で料理講習会を開き、丹後でとれるハバノリを使った「はばご飯」や旬のトビウオの団子汁、サバ缶と焼き豆腐の煮物、モズクの酢の物の4品を作った。参加者の約20人はトビウオを包丁でたたいて団子にしたり、具材を切ったりして料理を仕上げた。
京丹後市は100歳以上の人口比率が全国平均の約3倍で、116歳の世界最高齢者を輩出するなど長寿地域だ。はばご飯を解説した今井みどり代表は「海藻は長寿に関係しているとされる。ハバノリは年々、手に入りにくくなっているが、生より干したものが磯の香りが強く、うまみが増す」と話した。
初めて参加した小石原千春さん(50)=京丹後市峰山町=は「サバ缶の料理が、トマトやタマネギの味もあっておいしかった。家でもやってみたい」と喜んでいた。顧問の上田照子さん(91)は「健康的な伝統食を次の世代につなげたい」と意欲を語った。
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