2026.02.02|まち
雪舞う中 化粧まわし疾走
伝統行事「百度打ち」
住民の健康願う
雪の降る中、百度打ちで日本海沿いを駆ける男性たち(京丹後市丹後町間人)
相撲の化粧まわしをつけた上半身裸の男性たちが神社を参拝する伝統行事「百度打ち」が1日、京丹後市丹後町間人であった。丹後地域は前週から大雪が続き、この日も小雪が舞う中を男性たちが威勢の良い掛け声を響かせながら厳冬の漁師町を駆けた。
江戸時代に始まったとされる百度打ちは、間人の岡成(おがなり)区で節分前後と秋に行っている。地域の平穏や豊漁、厄よけなどを祈り、化粧まわしのしこ名には「立岩」や「城嶋ケ﨑」など地元の名所にちなんだ名前が使われている。
寒風を受け、積雪がある集落を走る
神社に供えるための石を拾う
午前7時、地区内外の20~40代の11人が、化粧まわしに赤いはちまき姿で岡成区民館を出発した。「ワッショイ、ワッショイ」と掛け声を上げて集落を駆け、日本海の寒風が吹きすさぶ砂浜で小石を拾った。一行は体をほてらせて雪道を走り、三柱、稲荷、早尾の3神社を回って2個ずつ小石を供えた。
三柱神社への参拝を終えて石段を降りる
走り終えた地元の会社員小畑武彦さん(49)は「雪で大変だったが住民の健康を願って走った。伝統行事を残していきたい」と語った。初参加の大阪府東大阪市の会社員山口浩平さん(35)は「都会にはない、すごい行事。地域のつながりと良さを感じた」と話した。
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