【神谷太刀宮】

神名帳にも記録されている由緒深い神社。
四道将軍・丹波道主命を近畿で唯一お祀りしています。丹波道主命の身につけていたという宝剣「国見剣」を祀ったのが太刀宮です。
本殿は京都府の文化財に指定されています。神谷神社の一角には巨大な磐座があり、かぶと山に昇った朝日の射す角度によって農作業の適期を知ることができたといい伝えられています。

【豪商稲葉本家】

江戸時代にこの地で糀製造で得た富を背景に廻船業を営み、沿岸貿易によって巨富を得た稲葉家。
母屋は築134年で国登録有形文化財に登録されています。

【久美浜の街並み】

市街地中心部は、戦国時代に細川幽斎の家臣・松井康之によって城下町として整備されました。今なお、風情ある川筋や、軒先の揃った町家が残っています。
江戸時代には幕府の直轄地として代官所が置かれ、また明治時代初期には久美浜県庁が置かれた地です。「城下町に由来する風情ある久美浜の街なみ」として京都府の景観資産にも登録されています。

【かぶと山】

久美浜湾の南東部に位置する標高191.7mのかぶと山は、中新統豊岡累層に貫入した甲山流紋岩火山岩層からなる孤立丘です。かぶと山付近では流紋岩の風化した砂礫土の中からそろばん玉の形をした石が採取されます。
かぶと山の頂上には、「かぶと山山頂展望台」があり、久美浜湾と日本海、その間に横たわる小天橋が望める景勝地です。