2026.05.08|まち
ショウブ投げ豊作祈願
稲苗見立て
久美浜・天満神社
ショウブの葉を空に向かって放り投げる子供たち(京丹後市久美浜町市野々・天満神社)
豊作を祈願する伝統行事「菖蒲田植」が、端午の節句の5日、京丹後市久美浜町市野々の天満神社であった。男の子が稲の苗に見立てた「ショウブの葉」を元気いっぱい投げ上げた。
菖蒲田植は川上谷川の最上流に位置する山間部にある市野々地区の伝統行事で、府無形民俗文化財に登録されている。
この日の午前、山野で採取して束ねた葉を、縄で四方を囲まれた境内の結界に子どもたちが持ち込んだ。神社での神事後、白生地の丹後ちりめんの法被に手ぬぐい姿になった幼児から中学生までの約20人が結界に集合した。
投げ上げを見守る関係者や見学者ら
籠堂で青竹をたたきながら田植え歌を歌う住民たち
境内の籠堂で大人たちが青竹で床をたたきながら田植歌を響かせる中、子供たちは結界の中で「しょんぼり、しょんぼり田植」の掛け声で、抱きかかえた葉を天高く放り投げた。落ちてくる葉から頭を守りながら、笑顔で投げ上げる所作を繰り返していた。
高龍小5年の安井友哉さん(10)と瀬戸銀二郎さん(10)は「楽しかった」と声をそろえ、瀬戸さんは「一番高く上げられるよう頑張った」と話した。
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