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丹後ちりめん

「丹後ちりめん」の誕生

「丹後ちりめん」は、今から300年前の江戸時代に誕生しました。

峰山の絹屋佐平治が、貧しい人々を助けるために京都西陣で修行・研究し、独自の縮緬生地を開発し、それが「丹後ちりめん」と呼ばれるようになりました。 縮緬の技術を習得した人がその技術を伝授し、丹後地域に急速に広まりました。

丹後ちりめんとは

丹後ちりめんは、京都府丹後地方で織られる後染め織物のことを指します。経糸には撚りのない生絹を使い、緯糸には強撚糸を使用しています。

織られた後、生地は精練され、縮んでシボと呼ばれる凹凸が生地の表面に形成されます。生絹はその長い繊維が撚りに適しているため、丹後ちりめんを作るのに理想的な素材です。

なぜ丹後なのか?

丹後地方の環境適性がこの地域で絹織物産業を栄えさせた要因です。豊富で高品質な水と、年間を通じて適度な湿度を保つ気候に恵まれているため、絹が乾燥しすぎず、撚る際に切れることが少ないです。

水、気候、そして人々の蓄積された知識と技術。これらの条件が一つに結びつき、国内最大の絹生産地域を生み出しています。

日本遺産

丹後ちりめんは、日本遺産の一部としても認識されています。地域の歴史的な魅力や特徴を通じて日本の文化や伝統を語る物語は、文化庁によって『日本遺産』として認定されています。この取り組みの目的は、魅力的な有形・無形の文化財を総合的に開発・活用し、国内外に広く伝えることによって地域を活性化させることです。

世界へ

丹後は全国生産量の7割シェアを誇る日本最大の絹織物産地です。 丹後の機屋さんは、難しい依頼でも「なんとか形にする」という粘り強さで、長きに渡り絹織物の世界を支えてきました。

2005年から海外展開に挑戦する丹後の精鋭たち。その成果は、世界的なブランドが丹後の生地を活用する形で現れています。300年の伝統を持つ丹後ちりめんの伝統を活かしつつも、新しい技法やデザインを取り入れたブランド「TANGO OPEN」を立ち上げ、和装にとどまらない、ライフスタイル全域への商品開発にも挑戦を続けています。多様性の時代であっても、私たちは世界に通用する技術として絶えず進化を続けています。

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