2025.07.17|まち
					丹後オープンファクトリー始動
ものづくりの現場公開
10月に初開催
				
										地域一体型のオープンファクトリーの効果を共有した研修会(京丹後市大宮町)
									ものづくりの現場を公開する「オープンファクトリー」を地域一体で取り組むイベントが、丹後ちりめんの産地・京丹後市と与謝野町で今年10月に初めて開かれる。参加事業者らを集めた研修会が同市であり、経済産業省の職員らが移住や観光誘客につながる取り組みの効果を語った。
イベントは両市町などでつくる実行委員会が10月3~5日に催す。織物業や機械金属、農業などの工場や生産現場を市民や観光客に巡ってもらう。
研修会は7月3日、京丹後市大宮町の「TANGO OPEN CENTER」であり、約60人が参加した。経産省近畿経済産業局の津田哲史・地域連携推進課総括係長が、全国60カ所で行われている地域一体型オープンファクトリーについて説明した。
刃物や洋食器の生産が盛んな新潟県三条市と燕市、メガネで有名な福井県鯖江市の事例を挙げ、「工場見学に来た人が就職して移住するケースも出ている。職人の成長や物販にもつながる」と述べた。
実践報告として、京丹後市大宮町の金属加工会社や、香川県東かがわ市の手袋製造会社の代表も登壇。国内外の観光誘客や自社商品の発信といった成果を発表した。
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