バイク乗りが集う場
ランチは特製オムライス
個性あふれるカフェ
京都丹後鉄道の京丹後大宮駅(京丹後市大宮町)に接する六角屋根の建物に店を構える。店に入ると、おもちゃ箱をひっくり返したようだ。天井や壁にエルビス・プレスリーや映画「アメリカン・グラフティー」「グリース」のグッズ、携帯ラジオに大型ラジカセ、ミニカーや1950年代のアメリカ雑貨などが所狭しと飾られている。
店主の小牧徳彦さん(69)は「バイク乗りが集まる店を作りたかった」と話す。38歳で脱サラし、当時としては府北部初の古着屋を峰山高前に開業した。2年後、隣接する空き店舗で喫茶店を始めた。京丹後大宮駅近くに移ったのは7年前。峰高前の店の雰囲気をDIYで再現した。
ランチメニューは「特製オムライス」(スープ付き、1100円)のみ。バジルライスをふわとろ卵で包み、ソースはデミグラスの「赤」かカルボナーラ風の「白」の2種類。どちらも絶品で病みつきになりそうだ。
古着屋時代、アルバイトの若者ためにまかないとして作ったのがきっかけ。実家はかつて大宮駅前で料理旅館「義乃家」を営んでおり、小牧さんは「料理は見よう見まねでできるようになった」。
休日、店はツーリングのバイカーであふれる。帰省した峰高の卒業生たちも訪れる。古着屋から31年。オムライスは丹後を走るときに楽しめる味、ふるさとを懐かしむ味になった。
小牧さんは「当時の高校生が親の世代になると『思い出メシ』と言ってくれる。その子や孫の世代も店へ来て食べてくれるのがうれしいね」と笑った。
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