ぼた餅×かき氷=夏の新定番!「シャキふわ」食感に食べ応え

猛暑が続く今夏、「シャキシャキ」と「ふんわり」という対照的な食感を同時に味わえる「ぼた餅かき氷」が、京丹後市久美浜町の観光施設・豪商稲葉本家で人気を集めている。例年7月から9月中旬までの販売期間に150杯ほどを販売するが、今年は1~2割増しの売れ行きで、同施設は「ここにしかないメニュー。ぜひ味わって」とアピールしている。
ぼた餅は施設内の喫茶・お食事処「吟松亭(ぎんしょうてい)」の名物だが、暑さが増してくると売れ行きが減少することから、経営者の籔いづみさん(48)=久美浜町=が12年前、「夏にも味わってもらえる商品を」と、かき氷の中に入れて食べてみると「意外においしかった」ため、トッピングメニューに加えた。
かき氷(500円)には、ミルク、白玉(各50円)や金時、粒あんで覆ったぼた餅(各100円)のトッピング4種類があり、中でもぼた餅は「金時と白玉の両方を味わえ満足感がある」とリピーターが多いという。
ぼた餅はかき氷の中にあり、食べる前は普通のかき氷にしか見えない。籔さんおすすめの「宇治」シロップで味わってみた。スプーンで氷をかき分けて食べていくと、ぼた餅の粒あんが見えてきた。意外にも餅は軟らかいままで、ふんわりとした食感が楽しめる。普通の氷あずきと違って、口の中で〝食べ応え〟も感じられた。9月中旬ごろまで味わえる。
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