友を斬り、愛する人を失った。男は、哀しみを知る剣で、悪を斬る。
主人公・坂崎磐音(松坂桃李)は、故郷・豊後関前藩で起きた、ある哀しい事件により、2人の幼馴染を失い、祝言を間近に控えた許嫁の奈緒(芳根京子)を残して脱藩。
すべてを失い、浪人の身となった。
江戸で長屋暮らしを始めた磐音は、長屋の大家・金兵衛(中村梅雀)の紹介もあり、昼間はうなぎ屋、夜は両替屋・今津屋の用心棒として働き始める。春風のように穏やかで、誰に対しても礼節を重んじる優しい人柄に加え、剣も立つ磐音は次第に周囲から信頼され、金兵衛の娘・おこん(木村文乃)からも好意を持たれるように。そんな折、幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ、磐音は江戸で出会った大切な人たちを守るため、哀しみを胸に悪に立ち向かう。
- 公開(放送)年
- 2019年5月
- 撮影年月日若しくは公開年月日
- 2018年
- 監督名
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本木 克英
1987年松竹に助監督として入社。同期に朝原雄三がいる。木下惠介、森崎東、勅使河原宏に師事し、助監督やプロデューサーとして活躍する。
1993年、文化庁在外芸術家派遣研修生として1年間のアメリカ留学を行う。帰国後1998年、「てなもんや商社」にて監督デビューする。以降、松竹の劇場映画・テレビドラマなどを支える屋台骨として活躍。2017年2月28日付で松竹を退社。フリーランスに転向する。
この作品のロケ地
●坂崎磐音(松坂桃李)と、奈緒(芳根京子)のシーンほか。
※予告動画にこのシーンの一部(0:10~、0:51~、1:20~)
三津漁港の先にある岬は、映画やドラマの撮影では定番のスポット。海岸歩道は山陰海岸ジオトレイルコースの一部にもなっている。