たかのじんじゃ
竹野神社
竹野神社は9代開化天皇の妃となった「竹野媛」が晩年帰郷した際に「天照皇大神」を祀って創建したといわれる由緒ある神社です。神殿本殿は京都府の指定文化財。境内は文化財環境保全地区に指定。旧竹野郡で唯一の大社の社格を誇り、拝殿には天皇家ゆかりを意味する「菊の御紋(菊花紋)」と皇室専用の家紋「桐花紋」が彫られています。また、麻呂子親王の鬼退治を伝える絵巻物も残されています。隣には摂社の斎宮神社があり「竹野媛命」「日子坐王命」「建豊波豆羅和気命」が祀られており、まっすぐにのびる松並木の参道は厳かな雰囲気がただよいます。近くには丹後三大古墳の一つ「神明山古墳」があることからも、古代の近畿地方で相当な力を持っていたと思われます。「竹野媛」は当時丹波国を支配した丹波大県由碁理という豪族の娘で、朝廷が丹波国の勢力を抑えるため妃にとったと伝えられています。
- 伝説
- 鬼祭り。 毎年、12月の丑の日に行われる奇祭。この祭りは竹野神社の神主とその下社家(宮衆)だけが行い、その祭りを見てしまうと3年以内に死んでしまうという言い伝えがあった。討伐した鬼を鎮める祭りだという事だが鬼については殺してばらばらにして埋める、生かして閉じ込めたなど諸説あり、誰も見たことのない祭りなので謎が多い。鬼をばらばらにして埋葬したところに建てた「鬼神塚」と書かれている石が近くの集落にいくつか置いてある
- 住所
- 京都府京丹後市丹後町宮