江戸末期、ペリー来航に震撼した日本の片隅で、新しい時代の到来を敏感に察知した若き二人の青年武士が全速力で駆け抜ける。
五代才助(後の友厚、三浦春馬)と坂本龍馬(三浦翔平)。二人はなぜか、大勢の侍に命を狙われている。日本の未来を遠くまで見据える二人の人生が、この瞬間、重なり始める。
攘夷か、開国か。五代は激しい内輪揉めには目もくれず、世界に目を向けていた。そんな折、遊女のはる(森川葵)と出会い「自由な夢を見たい」という想いに駆られ、誰もが夢見ることのできる国をつくるため坂本龍馬、岩崎弥太郎(西川貴教)、伊藤博文(森永悠希)らと志を共にするのであった 。
- 公開(放送)年
- 2020年12月
- 撮影年月日若しくは公開年月日
- 2019年11月
- 監督名
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田中 光敏
電通映画社(現在電通テック)、テレビマンユニオンCMを経て、1984年 株式会社クリエイターズユニオンを設立。CMディレクターとして数多くの作品を手がけ、ACC賞、日本放送連盟賞に入賞。企業PRでは産業映画コンクール・グランプリを受賞している。
京丹後での撮影は2作品。2013年12月東映系公開の「利休にたずねよ」は、第37回モントリオール世界映画祭最優秀芸術貢献賞、第37回日本アカデミー賞 最優秀美術賞、優秀作品賞など9部門受賞。最新作の「天外者」は、三浦春馬が主演。
2020年12月に全国公開となり、コロナ禍であっても満員御礼が続き、1度公開が終わっても観客の要望で再上演になる映画館も多数。半年近く経っても上映が続いたまさにロングラン興行。
その間、第94回キネマ旬報ベスト・テン読者選出日本映画第1位、読者選出日本映画監督賞とW受賞の他に、第13回東京新聞映画賞にも選ばれた。
関係者の念願である海外上映は、台湾、ハワイ国際映画祭(バーチャルイベントのため、アメリカ本土で視聴可能)、上海国際映画祭が決まっている。
その他にもプロモーション・ビデオなど幅広いジャンルの映像作品がある。
この作品のロケ地
●長崎の隠れキリシタン集落の外れの岬、五代友厚(三浦春馬)とはる(森川葵)とのこの物語の感動的なシーン。
※予告動画にこのシーンの一部(1:22)
三津漁港の先にある岬は、映画やドラマの撮影では定番のスポット。海岸歩道は山陰海岸ジオトレイルコースの一部にもなっている。