何のために描き続けるのか?
時は江戸。幕府によって表現者たちが自由を奪われていた時代に、自分の道を貫き、ひたすら絵を描き続けた一人の絵師がいた。誰もが知る ‶あの波” を生み出した天才絵師、葛飾北斎である。
本作は、歴史的資料を調べ、事実を繋ぎ合わせたオリジナル・ストーリー。
- 公開(放送)年
- 2021年5月
- 撮影年月日若しくは公開年月日
- 2019年6月
- 監督名
-
橋本 一
新潟出身。高校の文化祭で自主映画を制作したのを機に映画監督を志し、日本大学芸術学部映画学科に進学する。90年に東映に入社、京都撮影所に配属される。助監督として澤井信一郎監督「福沢諭吉」(91)や降旗康男監督の「藏」(95)など文芸作品に携わった。97年、TVドラマ「御宿かわせみ」で監督デビューし、「相棒」シリーズ(03~)などの刑事ドラマや、スペシャルドラマ「白虎隊」(07)といった時代劇を多数手がける。02年、「新仁義なき戦い 謀殺」で劇場映画監督デビューを果たす。東直己のハードボイルド小説「ススキノ探偵シリーズ」を大泉洋主演で映画化した「探偵はBARにいる」(11)は続編の製作が決まった。その他「極道の妻たち 情炎」(05)、「茶々 天涯の貴妃」(08)を監督。
- 出演者
葛飾北斎(少年期:城桧吏、青年・壮年期:柳楽優弥、老年期:田中泯)
喜多川歌麿:玉木宏
コト:瀧本美織
永井五右衛門:津田寛治
高井鴻山:青木崇高
瑣吉 / 滝沢馬琴:辻本祐樹
東洲斎写楽:浦上晟周
麻雪:芋生悠
お栄:河原れん
柳亭種彦:永山瑛太
蔦屋重三郎:阿部寛
ほか※太字は下記ロケ地にて演じられた方々。
この作品のロケ地
●北斎が低木の荒れた林の中を歩き続けるシーン。
丹後砂丘の函石浜遺物包含地周辺で撮影され、夏季になると近くの箱石浜や葛野浜では海水浴とキャンプでにぎわう。
・京丹後市文化財保護課「史跡函石浜遺物包含地 国指定史跡」