両手を潰され、仕込み杖が握れない!
迫りくるやくざたちとどう戦う、座頭市!
座頭市の目の前で、老婆が転落死した。市は、老婆の形見の三味線を娘に渡そうと、銚子の花街へやって来る。娘は遊女だった。市は老婆に代わって彼女を身請けし、一緒に暮らし始める。この地を仕切る鍵屋万五郎は借金で漁師たちを縛り、港を我が物にしようとしていた。万五郎は女と暮らす市に、百両の賞金がかかっているのを知り、その命を狙う! 鮮烈なカメラワークが印象的な、シリーズ初の勝新太郎監督作品。
- 公開(放送)年
- 1972年9月
- 監督名
-
勝新 太郎
日本の俳優・歌手・脚本家・映画監督・映画プロデューサー・三味線師範。
この作品のロケ地
●漁村を再現した大掛かりなオープンセットを立て込んで撮影された、大立ち回りシーンが見どころ。
※予告動画にシーンの一部(0:46~、2:18~)
古くから数々の映画やドラマの撮影が行われ、夏季は海水浴で賑わう浜辺。山陰海岸ジオパークスポット「立岩(たていわ)」があり、鬼を封じ込めたとされる立岩鬼伝説。間人(たいざ)の地名の由来の元になった聖徳太子のご生母「間人(はしうど)皇后母子像」や、竹野川河口には木製の「てんきてんき橋」が架かる。近くには道の駅てんきてんき丹後がありオートキャンプ場も併設されている。
●村の漁師たちが地元を支配する悪党一家に舟を焼かれて悲しむシーンなど、今では、ほぼ撮影不可能なシーンが見どころ。
※予告動画にシーンの一部(0:46~、2:18~)
間人側の浜と竹野川を境に、立岩を挟んだ向かい側の浜辺。古くから数々の映画やドラマの撮影が行われ、山陰海岸ジオパークスポット「立岩(たていわ)」があり、鬼を封じ込めたとされる立岩鬼伝説。竹野川河口には木製の「てんきてんき橋」が架かる。近くには道の駅てんきてんき丹後がありオートキャンプ場も併設されている。
●徳治郎(青山良彦)と、お浜(春川ますみ)が、障子越しに立岩前の浜で村の船が燃やされているの眺めているシーン。
※予告動画にシーンの一部(0:56~)
日本海の水平線が一直線に見渡せる絶景スポットで、眼下に立岩と白い砂浜が広がる高台には、6世紀末から7世紀初めにかけての13基の横穴式石室墳からなる古墳群があり、様々な出土品は、当時の丹後地域の権力を示す貴重な資料とされ、京丹後市指定文化財に指定されています。