剣よし、歌よし、気ッ風よし! ひばり・里見の江戸っ子コンビ、悪人退治の痛快道中!
七万石乗っ取りの一大事!入れ墨若様の剣が唸る!江戸っ子娘の啖呵が飛ぶ!二役ひばりと里見の痛快娯楽時代劇。
歌は日本一、二役演技もお手のもの、さらにその上、立ち回りアクションも見事な美空ひばりの魅力がたっぷり楽しめる好一篇。里見浩太郎の爽やかな二枚目振り。そしてもう一枚、豪快剣法で鳴らした近衛十四郎が加わった時代劇道中映画の傑作。
- 公開(放送)年
- 1962年10月
- 監督名
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河野 寿一
日本の映画監督。主に時代劇の監督として活躍。代表作に『新選組鬼隊長』、『紅顔の若武者 織田信長』、『風雲児 織田信長』などがある。
この作品のロケ地
●賽の目新太(美空ひばり)と緋鯉の寛太(里見浩太朗)が浜で襲われる旅芸人一座を助ける大立ち回りのシーン。
琴引浜キャンプ場に向かう道路・駐車場などはまだ舗装もされておらず、当時の懐かしい風景が映像に残る。鳴砂の浜として知られるこの浜は、既にこの頃から盛んに映画の撮影が行われていた。
●お君(美空ひばり)と金次(花房錦一)が歌いながら旅をするシーン。
国道178号、平海水浴場駐車場から平(へい)集落に向かう直線の坂道で、当時はまだ道路の両脇には稲木干しの風景があった頃の作品。
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