【池波正太郎生誕100年記念作品】
これまでも数多く映画、ドラマ化された池波正太郎のベストセラー時代小説「仕掛人・藤枝梅安」シリーズを、池波正太郎生誕100年となる2023年に豊川悦司主演で映画化した。
京では、無頼の浪人集団が町家で暴れまわっていた。金や酒、女を強奪し、逆らう者は容赦なく斬り捨てる。その中心にいるのが井坂惣市(椎名桔平)という男だった。
そのころ、藤枝梅安(豊川悦司)と相棒の彦次郎(片岡愛之助)は京に向かっていた。
その道中で、彦次郎はある男の顔を見て「あの野郎、生かしてはおけねえ」とつぶやく。男は 彦次郎の妻と子を死に追いやった憎い仇だった。
一方、梅安は上方の顔役で殺しの依頼を仲介する元締に、彦次郎の仇の仕掛を頼まれる。
その夜、店ですれ違いざま、梅安の顔を見て、目を見張る浪人がいた。男の名は井上半十郎(佐藤浩市)。
井上と梅安も切り離せない憎悪の鎖でつながれていたのだ。
新春の祭りで華やぐ京の町で、彦次郎と仇、梅安と井上、暗い因縁の決着をつけるべき時が来た。
- 公開(放送)年
- 2023年4月7日(金)
- 撮影年月日若しくは公開年月日
- 2022年3月
- 監督名
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河毛 俊作
フジテレビジョン所属の役員待遇編成制作局ドラマ制作センターエグゼクティブディレクター、映画監督。東京都出身。
『セーラー服と機関銃』など、1980年代前期からテレビドラマの演出で活動。1980年代後期から1990年代初期にはいわゆるトレンディドラマの演出の一翼を担った。
この作品のロケ地
●井坂惣一(椎名桔平)たちの潜伏するアジトでの、藤枝梅安(豊川悦司)、彦次郎(片岡愛之助)のシーンや、それを追う井上半次郎(佐藤浩市)、佐々木八蔵(一ノ瀬 颯)との、この作品の見どころとなる大迫力シーン。
※本予告(90秒)動画にこのシーンの一部(0:56、1:04)
京都府内各所から移築された茅葺民家が建ち並び、周辺に障害物が無い事から、近年は時代劇ロケなどの需要が多くなった京都の撮影所御用達スポット。
※この施設は一般には公開されていません。
山陰近畿自動車道・京丹後大宮ICからも4.5㎞と近く、小野小町ゆかりの小町公園では、毎年2月になると大広間を利用して「ひな人形」が飾られ、展示期間中は冬季カニシーズンに多くの人が訪れる人気の立ち寄りスポット。