夏の暑さを感じる京都の街と京丹後の自然の風景を映し出したロードムービー。
情緒豊かで美しい映像の中で「誰かを演じる」ことによって運命的に交錯する男女3人の巡り合わせの旅が展開していく。
ドイツで2024年2月15日~25日に開催された「第74回ベルリン国際映画祭」ベルリナーレ・スペシャル部門に招待され、同映画祭でワールドプレミア上映された。
本作品は「映画をコレクションでき、レンタルし合える」新しい配信サービス「Roadstead」(ロードステッド)でプレミアム販売されることが決まった。
- 公開(放送)年
- 【販売期間】2024年8月30日~2025年3月2日 【二次利用(レンタル・リセール)開始日】2025年3月上旬
- 撮影年月日若しくは公開年月日
- 2023年
- 監督名
- 工藤 梨穂
京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映画学科在学中から短編製作を開始。卒業制作として監督した『オーファンズ・ブルース』(2018年)が、第40回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2018」でグランプリなど2冠に輝き、なら国際映画祭など国内の様々な映画祭で受賞。一般劇場での上映ののち海外でも招待上映されるなど高い注目を集めた。
翌年、PFFスカラシップ作品として支援を得て製作された『裸足で鳴らしてみせろ』(2021年)で商業映画デビューを果たす。同作は第36回高崎映画祭で新進監督グランプリや最優秀新進俳優賞を受賞したほか、第51回ロッテルダム国際映画祭ハーバー部門へ正式出品された。
2024年には、『オーガスト・マイ・ヘヴン』が黒沢清監督らと並んで第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待された。
この作品のロケ地
●譲(村上由規乃)、南平(諏訪珠理)、薫(藤江琢磨)が焚き火をする夜のシーン。
京丹後市弥栄町にある「京丹後森林公園スイス村」の敷地内には、ホテル、青少年山の家、コテージ、バンガロー、キャンプ場などの施設が完備された、太鼓山(標高683m)の山頂付近に広がる総合レクリエーション施設。
●譲(村上由規乃)、南平(諏訪珠理)、薫(藤江琢磨)が黄色い凧を飛ばそうとするシーン
※予告動画にこのシーンの一部(1:43)
京都府農林水産技術センター・畜産センター「碇高原牧場」を見渡す高台には「碇高原ステーキハウス」があり、一面ガラス張りの窓からは開放的な放牧地が広がり、景色の向こうに日本海をみながら食事もできる。季節が穏やかな春から秋にかけて、ポニーやヒツジ、ヤギなどのふれあいコーナーも併設。
【注意】牧草地への立入りは衛生上牧場の許可が必要ですので、一般の方の立ち入りはご遠慮ください。