日本史上に比類のない独創的な発想と行動力で天下を統一し、いまだに多くの人を魅了してやまない織田信長。その信長が実は女だったという奇抜な設定で信長にまつわる歴史上の謎をひもといて見せた直木賞作家・佐藤賢一の小説「女信長」(毎日新聞社刊)を天海祐希主演でフジテレビでドラマ化された。
女として生まれながらも嫡男として育てられた織田信長(天海祐希)は越前朝倉家へと攻め入るが、同盟関係にあった浅井長政(玉山鉄二)の裏切りにあい撤退を余儀なくされる。撤退中、敵に回った長政が信長が女であるという秘密を天下に知らしめてしまうのではないかという信長としての恐怖と、愛する男に裏切られたという御長としての悲しみに心を乱される。
- 公開(放送)年
- 2013年4月
- 撮影年月日若しくは公開年月日
- 2012年8月
- 監督名
- 武内 英樹
1990年にフジテレビ入社。制作部でテレビドラマ「神様、もう少しだけ」(98)、「カバチタレ!」(01)、「電車男」(05)、「のだめカンタービレ」シリーズ(06、08)、「デート 恋とはどんなものかしら」(15)など、数々のヒットドラマの演出を務める。「のだめカンタービレ」の劇場版となる「のだめカンタービレ 最終楽章 前編・後編」(09、10)で劇場映画の初メガホンをとり、以降「テルマエ・ロマエ」シリーズ(12、14)など、映画監督としては主にコメディ作品で手腕を発揮。埼玉県を自虐的に描いた魔夜峰央によるギャグ漫画の実写映画化「翔んで埼玉」(19)でもメガホンを取り、第43回日本アカデミー賞の最優秀監督賞を受賞した。
この作品のロケ地
●海岸に設営された織田軍勢の陣にて、織田信長(天海祐希)ほか、明智光秀(内野聖陽)、羽柴秀吉(伊勢谷友介)、明智秀満(鈴木一真)、柴田勝家(中村獅童)、徳川家康(藤木直人)、羽柴秀吉(伊勢谷友介)らとのシーン。
夏はキャンプや磯遊びなどで賑わう山陰海岸ジオパークスポットの五色浜にて撮影。