光秀は、なぜ信長を討たねばならなかったのか?そのとき、彼の胸中にあったものとは?そこに隠された明智光秀の真実と、彼をとりまく、熱い人間ドラマ、そして家族愛を描いた作品。
16世紀中期、延々と続く戦国の世。その中に彗星のごとく登場した織田信長。そしてその重臣となって、信長とともに戦国の覇者への夢を見た一人の智将。その男の名は明智光秀。戦国一のインテリと称され、織田家臣団の中での出世争いを勝ち抜き、トップの座に躍り出た有名武将であるにも関わらず、その前半生は多くの謎に包まれた異色の存在。
光秀は、信長のもっとも優秀な家臣として、ともに天下統一へ邁進(まいしん)していたはずだったが、主君である信長を討ってしまう。これが日本の歴史を語る上では欠かせない事件「本能寺の変」である。そして「本能寺の変」の後、出世争いをしていたもう一人の男・豊臣秀吉に敗れ、世に言う三日天下となるのだが・・・。
- 公開(放送)年
- 2007年1月
- 監督名
- 西谷 弘
共同テレビジョン入社後、CM部を経てドラマ部へ異動。2006年、フジテレビに移籍。2005年『県庁の星』で映画監督デビュー。
フジテレビドラマ制作センターゼネラルディレクター、テレビドラマ演出家。
この作品のロケ地
●明智光秀(唐沢寿明)が馬に乗り、崖の上の田んぼの先端で海を眺めるシーンなど。
画面奥に見えるのは、犬ヶ岬。
●ラストの印象的な回想シーンで、光秀(唐沢寿明)と妻・煕子(長澤まさみ)が楽しそうに浜を歩くシーン。
山陰海岸ジオパークエリア内で鳴砂の浜として知られる「琴引浜」は、過去にも多くの映画やドラマの作品が撮影されている。