えんじょうじ
縁城寺
縁城寺本堂の左右には、京仏師「鎌田喜内師」作という大きな仁王像をひかえ、藤原中期の作と伝わる国の重要文化財千手観音立像を本尊とする名刹です。この千手観音像は、源頼朝公より賜り納められたものと伝えられていますが、秘仏になっており33年に1度しか拝観することができません。もとは25坊もあった大寺ですが、度重なる火災でほとんどが焼失してしまいました。
縁城寺本堂の前に立つ宝篋印塔(ほうきょういんとう)は「正平六年」の年記と「佛子行秀」の名が刻まれ、正平六年(1352年)の造立と推定され国の重要文化財に指定されています。
拝観自由。堂内見学は要予約。
緑濃い静かな境内には「京都の自然二百選」に選ばれた古巨木「シイ林」があります。
- 住所
- 京都府京丹後市峰山町橋木873