「京丹後ナビ」京丹後市観光公社 公式サイト

~峰山・こまねこ巡り旅~


丹後ちりめんと守り猫

峰山町は、高級絹織物「丹後ちりめん」発祥の地。
約300年前、絹屋佐平治が修行と研究の末にちりめん織の技法を確立し、峰山は日本有数の絹織物の集散地として大きく栄えました。

背景には、養蚕業の発展がありましたが、最大の敵は繭や蚕を食い荒らす「ネズミ」。
その被害から蚕を守ってくれる存在こそが”猫”でした。

猫は養蚕農家にとってなくてはならない存在であり、人々は感謝を込めて猫を祀るようになったのです。

日本唯一といわれる狛猫(こまねこ)

金刀比羅神社の木島(きしま)社は文政13年(1830年)に、京都市右京区の「蚕の社」木嶋神社から、地元のちりめん織業者らの信仰により迎えられました。
その後まもなく、糸商人や養蚕家たちによってこの一対の狛猫が奉納され、現在に至ります。

社殿の左側の猫は子猫を抱き、頭に手を添えて「アッ」と口を開いた姿。
右側の猫は口を閉じて「ウン」と座しています。

子を抱く猫は母猫でしょうか。
それとも凛とした父猫でしょうか。

今もなお、人々に親しまれる守り猫とともに歩んできた町は、猫にちなんだグルメやスイーツ、スポットもいっぱい。

猫好きさんも、そうじゃない方も楽しめる”ねこづくしの峰山”へ。

 

金刀比羅神社
〒627-0034 京都府京丹後市峰山町泉1165-2
TEL  0772-62-0225

世界にひとつ 自分だけの狛猫が作れる!

峰山町・金刀比羅神社の境内に鎮座する狛猫。
この守り猫のレプリカに、自由に色や模様を描き、自分だけのオリジナルこま猫を作れる体験です。

完成した作品はそのままお持ち帰りいただけるほか、希望すれば金刀比羅神社に奉納することも可能です。

家族旅行の思い出や旅の記念品として人気の体験です。

猫にちなんだグルメ・スイーツ

思わず写真に撮りたくなるかわいい猫モチーフのお菓子や、
見て楽しい、食べて美味しい”ねこスイーツ”巡りは、まち歩きの楽しみのひとつです。

旅の途中に立ち寄れば、心もお腹も満たされること間違いなし。
京丹後ならではの”にゃんともかわいいグルメ”に出会えます。

丹後の郷土料理×狛猫がコラボ『狛猫ばらずし』

峰山駅から徒歩約8分、金刀比羅神社の参拝にも便利なホテル 「KISSUIEN Stay & Food」。
1969年創業の老舗ホテルが、2024年に全館リニューアルし、より快適でおしゃれな滞在が楽しめるようになりました。

館内のレストラン 「aun(アウン)」 でぜひ味わいたいのが、狛猫にちなんだ遊び心あふれる人気メニュー。
・狛猫ばらずし御膳 ・・・・・・・・ 2,000円 ※ランチタイムのみ提供
・ランチセット(コーヒー付き)・・・2,300円
※いずれも2名様より3日前までの事前予約制

京丹後に伝わる郷土料理「丹後ばら寿司」を特別な御膳に仕立てています。

御膳には、おばんざい小鉢や天婦羅、お吸い物、デザートも付いて見た目も華やか。
ふたを開けると、狛猫の親子イラストが立ち上がる仕掛け箱が現れ、玉子焼きは香箱座りの猫のかたちに。食べる前から心が弾む可愛さです。

食べ終えた箱は小物入れとして飾っても楽しめるデザインになっており、旅のお土産にもぴったりです。

KISSUIEN Stay & Food
〒627-0012 京都府京丹後市峰山町杉谷943
TEL 0772-62-5111
朝食6:45~9:30
ランチ11:00~14:00(事前予約制)
ディナー17:30~21:30(L.O21:00)
(日曜定休)

 

ちょこんと座った姿が可愛い!『(猫) NEKO-NO-EN』

峰山町の老舗和菓子店・戸田風月堂が手がける、猫型の上用饅頭「(猫) NEKO-NO-EN」。

丹後と猫との長いご縁を「猫の縁(えん)」として表現し、丹後産コシヒカリの米粉を使ってしっとりと仕上げています。

可愛らしい姿ながら、ひと口食べれば本格和菓子の上品な味わい。
お土産やご贈答にはもちろん、お茶請けとしても喜ばれる逸品です。

 戸田風月堂
〒627-0012 京都府京丹後市峰山町杉谷27-7
TEL 0772-62-0790
営業時間 9:00~18:00(日曜定休)

狛猫の顔を忠実に再現!『狛猫もなか』

金刀比羅神社の向かいで120年以上続く老舗菓子店 御菓子司 大道。
ここで味わえるのが、神社の狛猫をモチーフにした名物菓子 「狛猫もなか」 です。

最中の表と裏には、それぞれ「阿(あ)」「吽(うん)」の顔を忠実に再現。
サクサク香ばしい薄皮の中には、粒あんがたっぷり詰まっています。

代々受け継がれてきた和菓子職人の技に、現代のパティシエの感性が加わった逸品。

1個から気軽に楽しめるほか、猫の足跡🐾があしらわれた3個入りBOXはお土産や贈り物にもおすすめです。

御菓子司 大道
〒627-0034 京都府京丹後市峰山町泉65
TEL 0772-62-1360
営業時間 10:00~19:00(水曜定休)

シルエットが愛らしい!『ねこマドレーヌ』

地元産の食材を使い、手作りにこだわった洋菓子店 Patisserie Kの「ねこマドレーヌ」。

ふっくら焼き上げられた猫のシルエットは、手に取った瞬間に思わず笑顔になる可愛らしさです。
バターの香りが広がる優しい味わいのプレーンと、香ばしさとコクが魅力の黒ごまの2種類。

さらに、店内には自家栽培のブルーベリーを使った商品をはじめ、50種類以上の焼き菓子や、芳ばしい焼き立て食パンが並び、選ぶ楽しさもいっぱい。

Patisserie K
〒627-0004 京都府京丹後市峰山町荒山372-6
TEL 0772-62-3458
営業時間 10:00~18:00(月曜定休/月曜が祝日の場合は翌日)

猫にちなんだスポット①

峰山町・本町商店街に描かれた 「こまねこシャッターアート」 は、まち歩きの途中に立ち寄りたい注目のフォトスポット。

青と白で描かれた大きな狛猫の背後には鳥居が立ち、まるで金刀比羅神社へ続く参道を守っているかのような迫力あるデザイン。

このアートは京都産業大学の学生と峰山高校の生徒が協力して制作したもので、若い世代の感性と地元への思いが込められています。
商店街の新しいランドマークとなった“狛猫”の姿を、ぜひ写真に収めてみては。

 

こまねこシャッターアート
〒627-0033 京都府京丹後市峰山町白銀13

猫にちなんだスポット②

地域づくりの一環として制作された 「こまねこウォールアート」 。
地元企業・日進製作所の本社壁面を活用し、実行委員会と町の人々が力を合わせて描き上げた全長約14メートルの大壁画。

京丹後らしいモチーフや可愛らしい狛猫の姿が描き入れられています。
町全体を元気にしたいという思いが込められたアートは、まち歩きの途中で立ち寄りたいフォトスポットです。

こまねこウォールアート
〒627-0027 京都府京丹後市峰山町安97

まちかどで出会う”狛猫”

散策していると、お店の前に可愛らしい猫たちが並んでいるのを見かけます。
招き猫のようですが、よく見ると陶器の狛猫や、木彫りの猫たち。

まちで見かけるこの風景は、峰山ならでは。

-ねこと人が繋がる イベント紹介-

今年は9月21日(日)メインに開催される「こまねこまつり」。
金刀比羅神社の狛猫にちなんで始まったこの祭りは、2016年にスタートして以来、多くの人で賑わう秋の恒例イベントとなっています。

当日は、狛猫や丹後ちりめんにまつわる企画をはじめ、グルメブースやワークショップなど、楽しい体験が盛り沢山。
まち歩きをしながら峰山の歴史や文化にふれることができます。

地域の人々と観光客が一緒に楽しめるにぎやかで温かい雰囲気のお祭り。
峰山の”ねことのつながり”を感じられる特別な一日を、ぜひ体験してみてください。

-猫と謎解き・まち巡り-

峰山町を舞台に、まち歩きしながら挑戦できるリアル謎解きイベント。
物語は、迷子になった子猫のお家を探してあげるところから始まります。

謎を解き進めるうちに、峰山のまちなかや丹後ちりめんの歴史にふれられる仕掛けがいっぱい。
大人も子どもも夢中になれる体験型観光コンテンツです。

〇概要
スタート地点:金刀比羅神社(〒627-0034京都府京丹後市峰山町泉1165-2)
参加費:無料
所要時間:まち歩きをしながら自由に楽しめます。

〇参加方法
1.チラシに記載されたQRコードから、LINEで友達登録
2.問題がスマートフォンに届いたらスタート!
3.謎を解きながらまちを歩き、ゴールを目指そう

※スマートフォン(インターネット接続・LINEアプリ必須)をご用意ください。
※道中には狭い道や交通量の多い場所もあるため、十分お気をつけください。

〇チラシ配架場所
・金刀比羅神社 社務所
・KISSUIEN stay&food
・峰山図書館
・まちまち案内所

(主催:海の京都DMO)