京丹後にある日本で初めて稲作が行われたと伝えられている「月の輪田」は大昔、豊受大神(とようけのおおかみ)が天照大御神(あまてらすおおかみ)のために稲作を始めたとされる場所です。
日本の稲作発祥地「月の輪田」
京丹後市(宇川)は伏見などで酒造りの技術を発揮した“丹後杜氏”の故郷です。
今でも、その技術を引き継ぎ丹後の水と米を活かした昔ながらの製法で酒を造り続けている酒蔵や、蔵独自の伝統・特徴を活かした酒造りをされている酒蔵があります。伝統の味と香りを持つ酒は地元だけでなく全国各地に根強いファンを持っています。
京丹後の清酒蔵が集い製造した「芋焼酎」
京丹後は日本酒だけではなく、京丹後産さつまいも「京かんしょ(金時種)」を原料に、日本酒造りの視点と技術を焼酎に活かしたこだわりの芋焼酎もあります。
京丹後の古墳からは鏡や刀、勾玉などの多くの出土品があり、そのことからわかるように古代より大陸との交流があり、その過程で多くの技術が大陸から伝わり、日本で発展を遂げました。稲作もその一つで、美味しい米からは日本酒が生まれました。